ABAに興味を持ち、親の視点から活用したいと考えている方に向けて、以下の書籍をおすすめします。それぞれの本が具体的な問題解決や、家庭で実践できる方法を中心に書かれており、初心者でも取り組みやすい内容です。
1. 子育てのほんとうの原理原則
著者: 奥田健次
特徴:「もうムリ、助けて、お手上げ」という親の切実な声に寄り添いながら、シンプルで実践的な解決策を提示しています。「ブレない親になる」をテーマに掲げたこの本は、育児に迷いやストレスを感じる親に向けた実践的なガイドブックです。目次だけでも、親としての行動や考え方を見直したくなるような内容が揃っています。
2. 家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46
著者: 井上雅彦
特徴:自閉症の子どもを育てる保護者向けに、ABAに基づく46の課題を紹介しています。生活や学習に関する具体的な方法が示されており、親が楽しみながら子どもと取り組める内容です。ABAの理論と実践がわかりやすく解説されており、初めてABAに触れる親にも適した一冊です。
3. 家庭で無理なく楽しくできるコミュニケーション課題30
著者: 井上雅彦・藤坂龍司
特徴:前作「生活・学習課題46」の続編で、特にコミュニケーション能力の向上に焦点を当てています。30種類の課題が家庭で実践できるよう工夫されており、親と子どもが一緒に楽しみながら取り組める構成になっています。具体的な指導法が記載されているので、実際に役立つ内容が満載です。
4. 発達障害の子への言葉かけ事典
著者: 熊仁美・竹内弓乃
特徴:発達障害の子どもへの適切な言葉かけや支援方法を具体的に紹介。ABAを基にしたアプローチがわかりやすく解説されています。日常生活での「困った行動」を減らし、「できる行動」を増やすための具体的な言葉の使い方が示されており、親にとって実践的な内容が豊富です。
5. 「困った」を「できる」に変えるABAトレーニング
著者: 小笠原恵・加藤慎吾
特徴:ABAの理論と実践をわかりやすく、イラストやマンガを用いて解説しています。特に行動改善を目指す親にとって役立つトレーニング方法が豊富で、具体的な例が示されているので、家庭で即実践できます。ABA初心者にも安心して手に取れる一冊です。
これらの本は、専門用語が多いABAの中でも親が理解しやすく、家庭で実践しやすい内容にフォーカスされています。ABAを始めてみたい方や、子育てに新たなアプローチを求めている方にぜひお勧めです。